AI Infrastructure & Network

AIを安全に使うための、ネットワークとIT基盤を整える。

AI活用はクラウドサービスだけでは完結しません。端末、Wi-Fi、ネットワーク、認証、ログ、管理用アクセスが不安定なままでは、AIの利便性が新たなリスクになります。

KYMは、中小企業でも運用できる現実的なネットワーク分離、管理ネットワーク、IoT分離、ログ取得、クラウド連携を設計します。

Issues

AI活用以前に見直したいIT基盤の課題

AIを導入する前に、業務データがどこにあり、誰がどの経路でアクセスできるのかを確認する必要があります。小規模組織ほど、ネットワークと端末の整理が効果を発揮します。

01

端末・機器の用途が混在している

業務PC、プリンタ、複合機、IoT機器、ゲスト端末が同じ環境に混在し、AI利用端末へのリスク経路が特定できない状態です。

02

クラウド・SaaSの利用状況が不明

部署ごとにAIサービスや業務クラウドが増え、契約状況、データ保管場所、退職者アカウントが整理されていません。

03

管理者権限と管理経路が無防備

ルーター・スイッチ・Microsoft 365・クラウドサービスの管理者が、多要素認証なし・通常端末から操作されています。

04

ログ・変更記録が残らない

通信ログ、設定変更、操作履歴、Microsoft 365の監査ログが保存・確認できず、事故時に原因の特定や説明ができません。

05

プリンタ・複合機・IoTが管理されていない

スキャン・FAX・印刷・アドレス帳を持つ複合機や、カメラ・センサー類が業務環境に接続されたまま放置されています。

06

IT構成・資産が把握されていない

機器一覧、IPアドレス、設定内容、アカウント管理が整理されておらず、変更・障害対応・担当者引き継ぎが困難です。

Ideal State

AI時代のIT基盤のあるべき姿

AI活用を支える基盤は、速さだけでなく、分離・管理・記録・復旧性が重要です。完璧な大企業向け構成ではなく、中小企業が維持できる設計に落とし込むことが必要です。

用途ごとに分離されている

業務、管理、IoT、プリンタ、ゲストなどのネットワークを分け、不要な通信を制限します。

管理経路が限定されている

ルーターやスイッチの管理画面は、専用の管理端末・管理ネットワークからのみアクセスします。

端末が把握されている

PC、スマホ、プリンタ、カメラ、IoT機器の一覧を作り、用途と接続先を整理します。

クラウドと連動している

Microsoft 365、Defender、Intune、ログ管理と連携し、端末とクラウドを一体で守ります。

ログが残る

通信、認証、設定変更、アラートを確認できるようにし、異常時の説明可能性を高めます。

変更手順がある

設定変更前のバックアップ、確認、切り戻し、記録を標準化し、作業ミスを減らします。

Network Design

KYMのAI基盤・ネットワーク設計アプローチ

現場の規模、予算、既存機器、運用担当者の負担を踏まえ、段階的に安全性を高める設計を行います。

構成例:中小企業向けAI基盤

Internet / ONU
  ↓
Router / Firewall
  ├─ VLAN20:業務PC・AI利用端末
  ├─ VLAN30:別部門・別会社用端末
  ├─ VLAN40:IoT・カメラ・スマート機器
  ├─ VLAN50:プリンタ・複合機
  ├─ VLAN60:ゲストWi-Fi
  ├─ VLAN98:検証・フォレンジック
  └─ VLAN99:管理ネットワーク

Microsoft 365 / Defender / Intune / Logs
  ↑
監査・運用・定期点検

現状構成の把握

機器、配線、Wi-Fi、IPアドレス、接続端末、クラウド利用状況を整理します。

ネットワーク分離設計

業務、IoT、プリンタ、ゲスト、管理用など、用途ごとに通信範囲を分けます。

Wi-Fi・SSID設計

社員用、ゲスト用、IoT用、管理用を整理し、不要な相互通信を防ぎます。

管理アクセス制御

ルーター、スイッチ、アクセスポイントの管理画面を専用端末・専用ネットワークに限定します。

ログ・監視設計

障害、設定変更、不審な通信を確認できるよう、ログ取得と確認手順を整えます。

運用手順・切り戻し

設定変更時のバックアップ、確認項目、復旧手順、定期点検表を作成します。

Segmentation Example

ネットワーク分離の設計例

すべてを複雑に分けるのではなく、業務リスクに応じて段階的に分離します。

領域 主な機器・用途 設計方針
業務ネットワークPC、業務端末、AI利用端末Microsoft 365、業務システムに安全に接続。不要なIoT通信は遮断。
管理ネットワーク管理PC、ルーター、スイッチ、Wi-Fi管理管理画面へのアクセスを限定し、通常端末やゲストから分離。
IoTネットワークカメラ、スマート家電、センサー類インターネット接続中心。業務PCや管理機器への通信は原則遮断。
プリンタ・複合機印刷、スキャン、FAX、アドレス帳必要な部署からのみ印刷・スキャンを許可。管理画面は限定。
ゲストWi-Fi来客、臨時端末社内ネットワークには接続させず、インターネット利用に限定。
検証・フォレンジック調査用PC、隔離端末、検証機器本番環境と分け、調査・検証時の影響を最小化。
Service Examples

支援メニュー例

設計だけでなく、実装・確認・運用記録までを含めて支援します。

ネットワーク現状診断

配線、機器、IP、Wi-Fi、接続端末、管理画面、ログの状態を確認します。

VLAN・Wi-Fi分離設計

業務、IoT、プリンタ、ゲスト、管理用を分け、必要最小限の通信だけを許可します。

管理ネットワーク構築

ルーター、スイッチ、アクセスポイントを安全に管理するための専用経路を設計します。

Microsoft 365連携設計

Defender、Intune、監査ログ、端末管理と連携し、クラウドと端末を一体で管理します。

ログ取得・定期点検

機器ログ、接続端末、エラー、設定変更履歴を確認する運用手順を整備します。

運用手順書・構成図作成

ネットワーク構成図、IP台帳、変更履歴、切り戻し手順、点検チェックリストを作成します。

Small Business Reality

中小企業で重視すべき現実解

大企業向けのゼロトラスト構成をそのまま導入しても、運用できなければ意味がありません。KYMは、費用・管理負担・復旧性を踏まえた段階導入を重視します。

まず見える化

機器・端末・配線・SSID・IPアドレスを整理し、現状を説明できる状態にします。

次に分離

IoT、ゲスト、管理画面など、優先度の高い領域から分けます。

最後に運用化

ログ確認、変更記録、定期点検、障害時対応を日常業務に組み込みます。

Reference Frameworks

参照する主な考え方

NIST CSF、CIS Controls、MITRE ATT&CK、ISO/IEC 27001、IPAガイドライン等、設計で参照するフレームワークの一覧はAIガバナンスページにまとめています。

AIを安全に使うために、まず足元のIT基盤を整えませんか。

AI活用、セキュリティ、ネットワークは別々の話ではありません。KYMは、中小企業が実際に運用できるIT基盤の設計・構築・改善を支援します。

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