AIを安全に使うための、ルール・権限・監査の仕組みを整える。
AIは便利な一方で、機密情報の入力、誤った回答の利用、権限不備、Shadow AIなどのリスクを生みます。KYMは、現場で使えるAIガバナンスを設計します。
厳しすぎて使われないルールではなく、業務に定着し、経営者が状況を把握できる管理体制を目指します。
AI活用で起きやすい管理上の課題
生成AIの利用は現場で先行しがちです。便利だからこそ、組織としてのルールや監査の仕組みがないと、後から問題が発見されることがあります。
機密情報の入力
顧客情報、契約情報、未公開資料、個人情報を外部AIへ入力してしまうリスクがあります。
生成物の鵜呑み
AIの回答に誤りや古い情報が含まれていても、確認せず社外文書や判断材料に使われることがあります。
Shadow AI
会社が把握していない個人契約AI、無料AI、翻訳AI、画像生成AIなどが業務利用される状態です。
権限の過剰付与
Copilotや社内AI検索を導入した際、SharePointやOneDriveの権限不備により、見えてはいけない資料が見える可能性があります。
監査ログ不足
誰が、いつ、どの情報を使ったのか確認できず、事故発生時の説明責任を果たしにくくなります。
ルールが現場に定着しない
禁止事項だけの規程では利用が進まず、逆に現場が隠れて使う原因になることがあります。
AIガバナンスのあるべき姿
AIを止めるための管理ではなく、安全に使うための管理へ。経営者、管理者、現場担当者が共通理解を持ち、AI活用とリスク管理を両立する状態を目指します。
利用範囲が明確
どの業務でAIを使ってよいか、どの業務では人の確認が必須かが整理されています。
情報分類と連動
公開可、社内限り、社外秘、AI入力禁止など、情報の扱いが明確になっています。
権限が整理済み
AI導入前にSharePoint、Teams、OneDrive、ファイルサーバー等のアクセス権を確認します。
ログ確認ができる
Microsoft 365やセキュリティ製品の監査ログを確認し、問題発生時に追跡できます。
教育とテンプレートがある
現場が迷わず使える入力例、禁止例、確認手順、プロンプト例を用意します。
定期見直しされる
AIサービスや法制度、社内業務の変化に合わせて、ルールと運用を更新します。
KYMのAIガバナンス整備アプローチ
AI利用規程を作るだけでは不十分です。業務、情報、権限、ログ、教育、例外対応まで含めて、運用できる形に設計します。
特に注意が必要なこと
Microsoft 365 Copilotなどを導入する場合、AI自体の問題よりも、既存のSharePoint・Teams・OneDriveの権限設定がリスクになることがあります。AI導入前の情報棚卸しと権限確認が重要です。
AI利用状況の棚卸し
社員が使っているAIサービス、利用目的、入力情報、契約形態を確認します。
情報分類の設計
公開可、社内限り、社外秘、個人情報、AI入力禁止などの分類を決めます。
AI利用ルール作成
入力禁止事項、生成物確認、社外利用、著作権、個人情報、責任者を明確にします。
Microsoft 365権限確認
SharePoint、Teams、OneDrive、グループ、外部共有、ゲスト権限を確認します。
監査・ログ確認設計
誰が何を利用したか確認できるように、監査ログ、通知、レビュー手順を整備します。
教育・定着支援
現場向けの利用例、禁止例、チェックリスト、FAQを整備します。
AI利用時の情報分類例
AIに何を入力してよいか判断できるよう、業務で扱う情報を分類します。組織の規模に合わせ、複雑にしすぎない設計が重要です。
| 分類 | 情報例 | AI利用方針例 |
|---|---|---|
| 公開可 | 公開済みWeb情報、一般的な説明資料、公開パンフレット | 外部AI利用可。ただし事実確認を行う。 |
| 社内限り | 社内手順、一般的な業務メモ、社内FAQ | 契約済みAIまたは社内管理AIで利用。外部公開は禁止。 |
| 社外秘 | 見積、契約、顧客別提案、未公開資料 | 原則として外部AI入力禁止。必要時は匿名化・要約化して利用。 |
| 個人情報 | 氏名、住所、連絡先、履歴、相談内容 | 原則入力禁止。利用する場合は管理者承認と安全な環境が必要。 |
| AI入力禁止 | パスワード、秘密鍵、認証情報、未公開インシデント情報 | 入力禁止。必要な場合は別途安全な調査・共有手段を利用。 |
成果物・進め方・支援メニュー
AI利用ルール・情報分類表・チェックリスト・教育資料等の成果物、支援の進め方(STEP 1〜5)、参照フレームワーク一覧は、AIガバナンスの概要ページにまとめています。
AIを安全に使うための土台を、今のうちに整えませんか。
AI活用は、早く始めることと同じくらい、安全に継続できることが重要です。KYMは、現場で使えるAIガバナンスの設計を支援します。
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